鳩山辞任は自民に有利か?

普通、与党の党首を辞任に追い込めば、野党は勢いを得て次の選挙を優位に進めると思われている。
だから、鳩山を辞任に追い込むことが自民に優位なのは「自明」に思える。
しかし、それは今までの場合はそうであるという過去のデータに過ぎない。
鳩山の場合、果たしてこの一般則が成り立つのだろうか?
小沢を降ろして、自民は得をしただろうか?
一応、微妙な問題ということにしておくが、鳩山が辞任するとおそらく返り血を浴びて「損」をするのはおそらく自民ということになりそうだ。
グレイの鳩山で、ボディーブローを効かせている方がはるかに上策だろう。
要するに、お金持ちのお母さんの「親バカ」というのが、この話のオチである。
精々、お坊ちゃん育ちの世間知らずというところだ。
いくら、法律論で責めてもこれ以上の話にはなりようがない。
これが「小沢」であれば、「敵」としてどれほど楽だったか測り知れない。
昔話をしてもしょうがないので、とり合えず、今ひとつ魅力に欠ける「鳩山」でこれからも「勝負」していくのがよさそうだ。
民主には、結構「旬」の政治家やスターが順調に育っている。
三ヶ月でこれだから、スキャンダル漁りといった半端な戦術では、とても自民の政権復帰は「ナイ」と見るべきだろう。
もっと、自民は「迫力」をみせて欲しい。