小沢大訪中団

600人を超える大訪中団だ。
小沢の中国、韓国重視をアピールするものだ。
小沢の権力誇示などという個人的理由などで「理解」した気になるのは、滑稽だ。
普天間が宙に浮いている状態での訪中だ。
オバマに対する強力なメッセージにもなるし、中国、韓国にとって対日関係のさらなる展開が期待できる。
つまり、中央突破をはかる鳩山に対する強力な援護射撃にも防弾チョッキにもなっている。
この訪中が「不発」に終わる可能性もある。
しかし、タイミングといい、規模といいイイ線をいっている。
報道陣を合わせれば、1000人規模か?
アメリカは「小沢の戦略」の分析に必死になるだろう。
これに比べれば「普天間」は小さい事案でしかない。
中国も「自民」とは違う、「労組」から支持されている「民主」との関係をどう展望するかを決める必要がある。
リーマンショック後の世界を牽引しているのは、インド、中国などの新興国だ。
アメリカでもヨーロッパでも日本でもない。
この小沢のパーフォーマンスが、どのような「結果」を残すことになるのか愉しみだ。
マスコミが「アメリカを怒らせたら怖い」という論調で話をする。
これは、リーマンショック後の世界への洞察が欠如しているため、復古的な枠組みで「条件反射」しているように見える。
かなり滑稽だ。
アメリカは小さくなった。
それを一番良く知っているには、アメリカ人だと思う。
だからこそ、「変わった自分」を認めたくないのだ。
とりあえずツッパルレルダケツッパル戦略で、自分の限界を試しているように思える。
訪中団の後は、訪印団かな?