オタクは、国風文化?

794年鳴くようぐいす平安京から、805年には最澄は天台、806年には空海真言の教えを唐から持ち帰る。
菅原道真が894年にこの遣唐使を廃止する。
907年には、唐が滅んでいる。
この段階で、日本としては「中国」から学びべきものは、なくなっているのだ。
それから、摂関政治の絶頂を迎えるのが、1016年藤原道長の頃。
平安遷都から200年以上の年月が経っている。
1864年明治維新からすでに、135年経った。
これだけの時間の経過からいうと、もはや外国から学ぶものがなくなって、しばらく経つことになる。
試しに、明治維新から100年後の1968年を調べてみると、「ゲゲゲの鬼太郎」が始まっていた。今のジブリに繋がる気がする。

たったこれだけだが、オタク文化は、国風文化の「ハシリ」であるということぐらいは言えそうだ。

オタク文化鎖国後の江戸とも類似しているところがある。

政治状況からは、今をどの時代と類比させるか困るが、文化的には明らかに「新国風文化」と特徴付けられる。

文化的な位置づけの方が簡単なのは、文化が女性的な性格をもっているからだと思う。
いつの時代も、男より女の方がはるかに普遍的だからだ。