小沢の社民、国民新党潰し

暫定税率据え置きと子ども手当の所得制限は、小沢の社民、国民新党潰しとみることができる。
小沢が、「国民」が「要望」していると強弁してまで主張したのだから、かなり考えた末の「手」だろう。
「国民」とは、社民的支持者、国民新党の支持者のことだ。
勿論民主の支持者のシンパもいる。
こうしておけば、民主一つで「十分」ではないかという印象をもつからだ。
連立を維持しつつ、連立相手との「差異」を消していく戦略といえる。
中々、老獪だ。
鳩山が小沢の援護射撃を嫌がり、総理「親政」を望んでいるようにみえるのは、笑える。
権力としては、「院政」の方が安定的だろう。
「小泉」への憧れでもあるのだろうか？
自分も「院政」をするつもりなら、別に小沢にドロを被ってもらうのは都合が良いと思うのだが。
もう一つ「院政」で思い出したのだが、家康の「大御所政治」では、次の次まで見通して「後継者」を選出している。
恐るべき用心深さといえる。