中国共産党は自民党になれるか?

中国が統一国家を維持できるとして、どういうタイプの政権が妥当なのかを考えると、やはり「自民党」かと思い上記のような問題設定になった。
とはいえ、中国共産党がそのまま「自民党」になれると思っているわけではない。
不可能だろう。
ただ、支配の「手法」には学ぶ点が多い。
自民党が農村票や公共事業がらみの建築票さらに医師会、郵便局などの組織票、財界をその支持基盤としてもっていた。
この組織でカバーできない部分を社会党が担い、ガス抜きとしての役割を担っていた。
時間差で社会党の政策を採用した。
幅広く保守的票を地方から積み上げる形だ。
このまだら模様の組織を族議員と官僚がまとめた。
いきなりの二大政党制は無理にしても、このぐらいの手法は、中国でも有効に機能しそうな気がする。
日本なんぞから、「政治的」に学ぶものなどないと思うかもしれないが、この仕組みが今の中国にぴったりな気もどこかでしてしまう。