日本市場

需要に対して供給が過剰というのが本質的だ。
だから、この国に「問題」がある以上、「希望」もある。
それは、どういうものか?
需要は、新興国では旺盛ということになっている。
彼らの方が、「飢えている」からというのがその理由。
そのため、わが国の企業は新興国経営資源を安易に横滑りさせようとしている。
しかし、日本においても別種の「飢餓」が存在する。
贅沢な悩みともいうが、「飢餓」であることに変わりは無い。
それは、潜在需要としては存在しているが、「実需」にはなりがたい。
この潜在需要に働きかけて、「実需」に結びつけることが出来れば需給ギャップは解消する。
形式的には、そういえる。
分かりきったことではある。
こうした「無意味で自明な」ことを、積み上げていきたい気がしている。