人工細菌の作成に成功!

バイオは、スゴイことになっている。
遺伝子の断片を人工的に合成する技術は既に存在していた。
この遺伝子断片を酵母の中に導入すると、酵母がこの断片を結合し、細菌の全遺伝子が酵母の中で合成される。
一方、別の細菌を処理して細菌の遺伝子だけを脱落させる。
そして、この処理済みの細菌の中に、酵母で合成した全遺伝子を導入する。
すると、合成した遺伝子を導入した人工細菌が増殖するのだ。
一応、要素としての技術は、確立していたのだろうが、それらを組み合わせ「結果」を得た。
遂に、生物学の「夢」、人工生命の「夢」に向かって歩み出したようだ。
確かにスゴイが、核エネルギーの発見よりも恐ろしいのではないか?
フランケンシュタイン博士の悪夢が、現実のものになる。
飛躍的に展開する技術的進歩と基本的には古代ローマ法の枠内でしか処理できない法システム。
一応、医学とか軍事的な側面にこの齟齬が顕在化しているが、事態はもう待ったなしのところまで来ているように思う。
科学の進歩を素直に信じれた昔が今は遠い。