日本市場

AKB48についてさらに付け加えるとすれば、それが「生もの」であるということだ。
野菜とかペットとか卵のように、賞味期限をすぎるとその市場価値は、ゼロどころかマイナスになる。
「生もの」でないものは、情報に関して「タダ」の方向にある。
昨日の新聞の「記事」のお値段は「タダ」ということだ。
精々、販促グッズとしての効果しかない。
スポーツ、天気予報、ニュースなども同じ「生もの」として価値がある。
もし「生もの」にこだわらない人種が増えたら、恐ろしいことになる。
「新しさ」そのものの「価値」が毀損されるのだ。
市場の縮小あるいは消滅は、不可避となる。
「新しさ」を作る努力は、おおむね報われない世界になる。
「新しさ」とは、「麻薬」なのだが、我々は徐々にこの「麻薬」に抵抗できるようになった。
「古いもの」が「新しい」と気がついたからだろう。
温故知新。
雇用は失われ、新しい才能は芽をだすこともなく消える。
現在日本市場で進行しつつある事態だ。