尖閣と靖国

今から思うと、中国としては日本との間に何らかの時限爆弾を「確保」したいという意図がはっきりあるようだ。
民主だろうが、自民だろうが関係ない。
軍事的脅威を背景にして、揺さぶりをかけるカードが多いほど外交的自由度が増す。
ただ、このやりかたは基本的には「米国」と同じだ。
ことあるごとに軍事的、経済的激辛カードをちらつかせるのは、正直効果的とも効率的とも思えない。
かえって、逆効果でもあれば非効率でもある。
中国の若い世代が、より中国の国益を追求し、より洗練された外交を展開する可能性もあるにはある。
一方、増強された軍事力がコントロールを失った世論と相乗され暴走する可能性もある。
いずれにしろ、厄介。