北朝鮮を笑えるか?

連日、北朝鮮の世代交代の報道がなされている。
そして、中国のチベットウイグル族への弾圧、今回の日本への外交圧力のかけ方、さらに国内の反政府勢力の象徴であるノーベル平和賞にたいする対応をみていて、北の「先軍」思想という軍事経済へと傾斜するのは、対韓米日に対する軍事的意義より、第一義的には国境を接する「中国」に対する朝鮮民族防衛という意味合いの方が重要なのではないかという気がしてきた。
核兵器だって、どちらかと言うと中国の軍事的脅威に対する対抗手段ではないのか?
他の国境を接する国は、核兵器を保持している。
そう考えるとあの後継と称される若い、滑稽なデブがそれほど滑稽ともデブとも思えない。
むしろ、人は過度のストレスにより、太ることだってある。
北朝鮮核兵器を持つことは、確かに日本にとって「脅威」といわれている。
しかし、一方、北が核兵器をもてば、「中国」が北朝鮮を直接支配することは阻止される。
つまり、今の状態は日本にとって「悪くない」外交環境といえるのだ。
緩衝地帯としての北朝鮮
穿ちすぎかもしれないが、もし自分が北朝鮮の軍人ならやはり同じ道を選んでいるような気がした。
北が中国からの独立を維持できる程度に軍事力を保持することが、日本にとっては悪くないということだ。