嫉妬について2

アンチエイジングといえば聞こえは良いが、これって中身は、「嫉妬」以外のなにものでもない。
若かった「自分」への嫉妬。
シワや髪や歯や人気や精力やらが標的にされる。
こんなはずではなかったという悲しみ。
以前所有していた「若さという領土」の失地回復運動。
そう考えると、「自己記録の更新」とかも「嫉妬」だ。
「自己記録更新」が、やがて「更新」されなくなることも、自明に思える。
また、アンチエイジングにより、永遠の「若さ」を保持できないことは誰しも頭では分っていると思う。
だから、、「嫉妬」とは「敗北」を前提とした「挑戦」、「不可能」への「挑戦」といえる。
一見「嫉妬」の逆というか無縁なように見えるところが、オモシロイ。