嫉妬について10

力による支配から法による支配へと移行すると「嫉妬」は「男」から「女」へと移行する。昼から夜へと移行する。陽から陰へと移行する。
のかな?
男が女性化する。
武者がオジャル化する。
「嫉妬」は法的な公平とか妥当に間接的に働きかけるようになる。
嫉妬は、「力は正義」の時代の「正義」そのもののことだ。
ところが「正義は力」という逆転が起こったときに、「悪」とみなされるようになった。
土着の「神」が「悪魔」か「祟り神」になるのとパラレルな現象だ。
かわいそうな「嫉妬」!
かっては、もっとも「高貴」な感情でありえたはずなのに。