嫉妬について23

嫉妬は、個人的な感情と考えてしまい勝ちだ。
確かに、悲しく、恐れ、怒り狂っているのは、個人のように見える。
誰もが理解しはするが、誰も許しはしないのも「嫉妬」だろう。
もし他人の「嫉妬」を許すなら、際限のない狂気しか残らない。
嫉妬には、同類の嫉妬で対抗することによって、かろうじて「秩序」が保たれるというのが実態だ。

嫉妬をある領域に囲い込み、ルールーを決め、勝った者が総取りして、文句は言わせないという世界の方がハルカにマシだということだろう。
別名、理性的ともいう。
嫉妬について、いろいろ書いている間、私はずっと「笑っていた」ように思う。
「愉しい」のだ。

心の底から湧き上がる「人類愛」に浸される。

西鶴」でも読み返そうかなと思う。