福島原発では、本当に「臨界」事故は起きないといえるのか?

核燃料がメルトダウンし、形状が球状になり適当に水で隔離されれ、中性子が別の核燃料に当たり、連鎖反応が起きる。
東海村で起こった臨界事故とはそういうものだった。
実に簡単に臨界事故が起こったのだ。
大量の中性子を浴びて、作業員二人が死んだ。
福島原発は、制御棒が挿入されているから大丈夫というが、その制御棒がいつまで「正常」に挿入されているという保証があるのだろうか?
事実、制御棒のスキマからメルトダウンした燃料が漏れているという推測も存在する。
最悪、臨界事故を前提にした対応が必要だ。
爆発による放射性物質のばら撒きを前提にした対応が「今」必要なのではないか?
つまり、避難区域の拡大、作業員の撤収である。
後は、米軍と自衛隊に任せよう。
汚染水の環境への漏出の阻止は、確かに政治的には、重要だろうが、いかにも「対症療法」の域をでない。
後手後手になっている。
100キロ離れれば、なんとかなる。
「決断」の時ではないか?
今なら間に合う。