福島原発で働いている1000人の作業員の方と家族の方へ、是非伝えたい!!

 作業員の方々の間で、政府が決めた250ミリシーベルトに対する「抵抗」が報道されている。
 当然だと思う。
 当初から危険な高放射線量下での作業不可避とみて、急きょ引き上げた基準でしかないからだ。
 ちなみに、自衛官の死亡保障も引き上げられている。
 東電や保安院の報告を聞いていてはっきり思うのだが、彼らは「現場」の作業員の方にちゃんと「危険」の説明をしているのだろうかという疑問を持つに至った。
 彼らは国民を「安心」させるため、「パニック」を回避するため、ありえる「危険」についての説明を「不安を煽る悪質なデマ」として、生データの開示さえ、計器の誤作動、故障などと理由をつけて拒否している。
 中性子の検出、プルトニウムストロンチウム90、放射線量や温度情報、核種の特定など度重なるデータの開示要求にも応じて居ない。
 これは、マスコミ対策として組織的な隠蔽が行われていると思われる。
 これと同じ情報の隠蔽および操作が「現場」でも行われている可能性があると思う。
 汚染水の排水にからむ作業命令、線量計による放射線の管理これ以外の情報を作業員に伝えていないのではないか?
 高放射線下での作業の危険性の説明は、当然知らされているだろうと思う。
 しかし、もっと重要な情報がある。
 それは、一号炉で再臨界が起きており、水蒸気爆発が、作業中にいつ起きてもおかしくない」と科学的に推測されているという「危険」だ。
 そうなれば、プルトニウムが敷地内に飛散するのは間違いない。
 広島の爆心地に匹敵する放射線が放出されるだろう。
 「即死」のレベルである。
 ニ号炉でも三号炉でも事態はあまり変わらない。
 ところが、政府も東電も「作業員」の「生命」を「一番大事」とは、思っていない。
 この国難のためには、1000人ぐらいの「死」は、低レベルの「コスト」だと思っている。
 作業員の方々は、何も知らずに懸命に働いているのだと思う。
 それはとても立派なことだと思う。
 もう一度言う。
 政府や東電にとってあなた方は「一番大事な命」だと思われていない。
 「使い捨てのコマ」と思われている。

 会社や国家とはそういうものだ。
 しかし、作業員の方の家族にとって、どうだろう。
 あなたの命が「一番大事」、あなたの健康が「一番大事」なのではないか?
 作業員の方々、子会社の経営陣、そしてなにより作業員の家族の方々は、こうした「危険」を理解し、ただ無事を祈るだけでなく、何が自分にとって「一番大事」かを決め、行動して欲しいと思う。
 誰かが行動すれば、それは大きな流れを生むと思う。
 誰も作業員の方々が、米軍に救出されているシーンなど見たくはないと思う。
 福島原発は、米軍と自衛隊の「管理下」におくべき段階にきていると思う。
 首相が「決断」すべきだ。
 このブログが、誰かを介して作業員やその家族の方に届けばいいと思って書きました。
 このブログ読んだ方で、「確かにそうだ」と思われた方は、この情報を現場に届くよう努力してみてください。
宜しくお願いします。