東電、使用済み核燃料の搬送を検討!

新しい動きだ。
東電が「チェルノブイリの数倍の連鎖爆発という最悪シナリオ」を想定して、それを避けるために動き始めていることを示している。
東電が何を言うかではなく、何をしようとしているかをみれば、「今」がわかる。
福島原発には、炉心にある核燃料以上の使用済みの核燃料がある。
沢山の卵が一つのバスケットに入っている状態である。
バスケットを落とせば、卵は全部割れる。
これを避ける手段は一つしかいない。
卵を複数のバスケットに分割することだ。
運び出しやすそうな核燃料から、運びだすということだ。
それが、核燃料プールにある使用済み核燃料だ。
運び出すリスクは当然あるが、運び出さないリスクに比べれば「マシ」という「究極の選択」、「苦渋の選択」である。
もっと早く実行し欲しかった。
これにより、放射能汚染が、チェルノブイリの数倍から三倍程度に抑えられるとすれば、やるべきだという判断だろう。
検討ではなく、直ちに実行して欲しいと思う。
チェルノブイリ以上と発言して、東電の動きが軽くなった。
重石がとれたのだろう。