福島原発二号炉は、冷却に失敗している!

二号炉での原子炉温度の注水口と下部の温度が、徐々に上昇している。
二号炉はタービン建屋で高濃度汚染水がみつかっていることや、圧力データから、圧力容器も格納容器も大きく損傷していると考えられている。
注水した水は、高濃度汚染水として垂れ流されている。
温度が上がっているので、今は高濃度汚染水を少なくするために注水量を絞っているのかもしれない。
しかし、常識的には冷却最優先なので、注水量は絞れない。
ところが、温度は上昇している。
水をかけても、温度が上昇してきているということだ。
東電は、この二号炉の温度データを長らく隠蔽していた。
二号炉の圧力容器の底が抜け、水蒸気爆発の可能性が高まっている。
アメリカが想定している最悪とは、この二号炉の爆発であり、80キロ圏内の避難を指示している。
いまだに、解除されていない。
このシナリオはまだ生きている。
この二つから、二号炉は冷却に失敗しつつあるという結論になる。
マスコミ的には、二号炉は冷却機能の復旧に向け、汚染水の処理が着々と進んでいることになっているが、それは「よいニュース」を提供するためだけではないかと思う。
現場では、もっと確度な高いデータを握っているはずだ。
現場の判断で、「爆発」前に「脱出」して欲しいと思う。