続アメリカと銃

 現金の麻薬性は、信用構造であり信用構造の本質は徴税能力に依拠している。お札という現象は、「自明」とか「自然」な外見を持っているが実際はそうでもない。地球滅亡とか余命一ヶ月とか言われた時にあらわになるのは、この信用構造の「人工性」だ。
本物の雪舟だと信じていた絵が、ふと偽ものかもしれないと思うとする。信念が揺らぐ。
 開運!! 何でも鑑定団の登場だ。「先生」や「権威」が登場し、「鑑定」し、この信用構造が再建される。
 我々は、「不安」になる度に、この信用構造が揺らぎ、再建への衝動を感じるようだ。
 例え100万人が反対しようとも、自分を信じていられる人は特異な信用構造、あるいは秘密の確信や証拠を握っているのだろう。
 そういう人は、偽物を本物に変えることができる人である可能性がある。
人間がホンモノだからだ。
そういう人に、奇跡が起きない方がむしろオカシイ!!
この人を見よ!
である。