バドミントン

混合ダブルスで例えば、男の私が思いっきり左の隅ぎりぎりのシャトルをやっとこさレシーブしたとする。実質的に私はコートに存在しない状態だ。このとき、残った女性プレイヤーは実質シングルスの状態、留守を守る状態にポジショニングをすることになる。
逆でも同じことで、女性プレイヤーがいなくなれば、当然シングルスと同等なポジショニングになる。
常に、状況は変わるのではあるが、ディフェンシブとアグレッシブとやや変則的なシングルスのポジションが主なタイプとして分かれる。
混合ダブルスでも、相手の力量が対等なら、ほぼ守備範囲を二分する形になるが、対等でない場合、守備範囲はよりシングル的にならざるを得ない。さらに、パートナーが攻撃向きか守備的かによってこの守備位置は変化する。ポジショニングの問題はこのカップルが勝ちパターンを確立し負けパターンを克服するという実践により解決する。うまくカップリングできれば、徐々に一体化が進み競技レベルが上がっていくことになる。信頼が増すと、重複する守備範囲を相手に任せるので、自分の守備範囲を広くとれるし、先の展開を考える余裕も生まれてくるのでますます強くなる。