バドミントン

スポーツにおける死は「勝てない弱さ」として現れる。
スポーツでは弱くても、長生きしている人はむしろ多いだろうからスポーツにおける「死」が普通の生活における定義ではないことは間違いないだろう。
限られた空間とルールと時間のなかで、ひたすら弱さを排除する活動に専念している。弱さを排除できないと敗北という死の予感に怯えることになる。
限られた時間に、限られた体力と限られた技術と限られた情報で最善手を見出さなければならない。
スポーツにとって、死は身近な存在だ。
特に我々のように弱い人間は、大抵負けるのだから、死ぬのが「普通」なのだ。
通常これを「ヤラレタ!」と表現する。