2013-01-30から1日間の記事一覧

続アメリカと銃

以上まとめると、王をの権力を制限するため、近代は当初武力に訴えたのだが、それ以後、民衆は武装解除され、武力は警察や軍に独占させた。そのかわり、選挙や議会が新たな権力闘争の舞台となる。宮廷が議会に模様替えをしたわけだろう。これが、普通の国家…

続アメリカと銃

フランス革命をヨーロッパに普及させたのは、ナポレオンだ。 「ナポレオンは、国民軍の創設、砲兵・騎兵・歩兵の連携、指揮官の養成などは、その後の近代戦争・近代的軍隊の基礎となる。 政治思想史においてもフランス革命の理念(自由、平等、博愛)がナポ…

続アメリカと銃

次にフランスの王殺しを見よう。長いので少し省略すると、 「1793年、国民公会はルイ16世の処遇を決定するために四回の投票を行った。 第一回投票では、まず「国王は有罪であるか否か」が問われて、各議員(定数は749)は賛成693対反対28(欠席23・棄権5)で…

続アメリカと銃

「ジョン・ウィルクス・ブースが1865年にエイブラハム・リンカーンを暗殺する。使った拳銃はフィラデルフィア・デリンジャーである。ジョンは姉エイジアにリンカーンが共和制を廃止し、絶対君主制をもたらす可能性を危惧していると話しており、ブースは自ら…

続アメリカと銃

封建制が崩壊する。 次に一応近代が始まるということになっている。 まずなんと言っても「平等」という理念の下に、表向き身分制が否定されることが、重要だ。特権階級の独占していた「自由」がより広範な「市民」にも認められる。 産業革命を無視すれば、近代…