2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

続アメリカと銃

別の角度から、見てみる。 脳科学の知見として、報酬系としてA-10神経が知られている。この神経は、視床下部の性欲と食欲から、大脳辺縁系の扁桃体での好き嫌い、側座核では、麻薬の作用点として、大脳新皮質では、高度な概念的な活動まで、つながっていると…

続アメリカと銃

確かに、道徳的な人々の道徳的要求は、結局反道徳的な勢力を利してしまうという場合があると思う。典型的な例が「禁酒法」だ。 これを一般化すれば、社会学者エドウィン・シャーの主張は理解できる。国家による安易な刑罰化に警鐘を鳴らしたと言える。特に被…

続アメリカと銃

もし私がヤクザなら、「売春、賭博、麻薬、堕胎、ポルノ、談合、自殺、脱税、不法移民、さらに武器の所持」が法律で禁止あるいは制限される方が「都合がよい」。商機以外のなにものでもない。 これにより、市場が寡占あるいは独占できるからだ。違法という参…

続アメリカと銃

社会学者エドウィン・シャーの主張には、一理ある事は明白だ。しかも、オランダの麻薬や公娼の取り組みもある。 これで思い出したのだが、アメリカの特異な社会実験が思い浮かぶ。「禁酒法」だ。「1919年から1933年までアメリカ合衆国憲法修正第18条下におい…

続アメリカと銃

「被害者無き犯罪」として、エドウィン・シャーは「売春、賭博、麻薬、堕胎、ポルノ、談合、自殺、脱税、不法移民、さらに武器の所持などを挙げている。被害者がいないにもかかわらず、社会道徳的に悪であるから、あるいは社会的法益を侵害するからなどとい…

続アメリカと銃

イギリスの銃規制は日本とともに世界でも類まれなる厳しさを誇る。銃器不法所持の罰則は、日本は1年以上10年以下の懲役だが英国は5年以上の懲役で罰金の上限なしである。 この銃規制の厳しさは、北アイルランドの独立運動と無関係ではないだろう。 北アイル…

続アメリカと銃

アメリカと日本は、民主的な選挙、議会、三権の分立といった制度や自由や平等という共通の価値観を共有しているそうだ。 それに比べて、アジアとりわけ中国や中東は「遅れてるよね」まだ、王政や独裁どまりだし、選挙をやってもかなり怪しい選挙しかできない…

続アメリカと銃

こそ泥がナイフを持って入っきた。日本だと、「ドロボー」と騒ぐとこそ泥は逃げるかもしれないし、襲ってくるかもしれない。ナイフを持っている方が断然優位だろう。もっとも、この優位を利用してナイフで脅すだけで、被害はお金だけで済むかもしれない。こ…

続アメリカと銃

アメリカの銃について語る時、強力な圧力団体である全米ライフル協会について語られる。軍産複合体の政治資金についても当然重要なファクターであることは間違いない。 スミス&ウェッソンやレミントン・アームズなどの武器メーカーからの潤沢な援助を受けて…

続アメリカと銃

日本の銃刀法では、単純にけん銃の所持だけで、 1年以上10年以下の懲役になる。さらに弾など実際に使える状態での所持だと、3年以上の有期懲役。発砲を実際に行えば、無期又は3年以上の有期懲役である。 アメリカでは、市民の正当な権利であるものが、日本で…

続アメリカと銃

正当防衛はどこの国でも認められている。 しかし、一般市民が銃を持つことは許されていない。 アメリカでの銃による正当防衛は、普通の国では過剰防衛とみなされるだろう。 こそ泥が侵入した。ナイフらしきものを持っている。「殺されると思い、銃で撃ち、結…